Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険! 感想
(バレまくり)
*キャラのセリフは正直うろ覚えなところもあるのでご了承ください(汗)
<11月18日さらに更新・11月23日さらにさらに更新>初日の初回に観に行ったのですが、予想以上に良かったのでその日、
ラスト回にも観に行きました(笑。ひょっとしたらあと1回ぐらい観るかも)。
悪く言えばベタ。良く言えば王道。もう少し変化球があった方が良かったの
では?と思うくらいの『東映ジャンプアニメ黄金世代作品』そのまんまの展開
でした。でもそれだけにストレートに感動し泣けたかもしれません。
というか特に劇場版のプリキュアの敵役は1作目の魔女にせよ2作目のフリ
ーズン・フローズンのように(ギリンマくんやブンビーさんその他TV版の悪役
と違い)一切鑑賞者からの同情を得る事の無い、倒して爽快感を味わうだけ
のシンプルな設定が多い中で、今回のダークプリキュア達は逆にプリキュア
劇場版的には珍しい設定だったかと思います。彼女達とのバトルはとにかく
往年の聖闘士星矢あたりを彷彿とさせる(世代だったら)くらいアクション面・
そしてドラマ面でも見応えがあります。
ダークプリキュア戦以外の作画・動画が今ひとつだったり、せっかくスーパ
ープリキュアになったのに1作目や2作目のように必殺技を出すまでのアク
ションが一切無く、ただ羽生えただけじゃん、と不満は幾つかありますが、
ノーマークだったダークドリームが正に悲劇のコピーキャラの王道を行く可愛らしいキャラだったのは良かったかと(笑)。正直声優
さんが西村ちなみさんと判ったときは(知ってるキャラと言えばおじゃる丸
(二代目)やポケモンのジュンサーさん(あとポケモン達)、アリア社長ぐらい
しか無く)少女役ならもっと若手実力者(ひでぇ)を用いるべきでは?と思っ
たぐらいでしたが、全くの杞憂でしたw
*しかし早速Googleで『ダークドリーム』て調べようとすると、Googleさんにもしかして
『ダークド○アム』と尋ねられることになろうとは・・・なるほどそういう名前の由来が・・・と
感心してる場合ではないが、さすが隠しボス。
再三繰り返しになりますが、王道過ぎて『雪空のともだち』のように”MHなら
では”という独自色が弱かったかも知れませんが(もちろん5VS5など、プリキュアシリーズとしては当然ながら新鮮にしてもそれを『5ならでは』と言うには他のアニメ作品と比較した場合ちょっと弱い)、王道であるがゆえに抵抗
無く楽しめた作品でした♪ かなり元気、もらいました。
(11月23日追記)
遂に4回目となったプリキュア5映画鑑賞。おそらくわが人生で同じ映画を
短期間に4回も観に行ったのはこれが初めてでしょう(爆笑)。
その甲斐あってちょっと恥ずかしいけど祝日ということもあってやっと満席
状態で映画を楽しむことができました★
そしてそのおかげでやはりこの作品は個人・家族単位で楽しむものでは
なく、映画館という名のショー会場で、会場の雰囲気まるごと含めて初めて
楽しむことができる、というのを再認識できたかと。
もちろん作品そのものの評価は各人、賛否あるにしても、少なくともそういう
点ではこの映画は成功しているのは確かでしょう。
もっともこの作品に限らず、子供向け映画というのはそうあるべきであり、
またそうだからこそ一つのアトラクションとして大人でも楽しめるのだと思い
ます。
(特に最後の第5弾発表時の『おおおーっ』というどよめきは最高でしたw
そしてもちろんこれも劇場でしか味わえない『魅力』であります。)
さて内容を追って行きますと・・・
●のっけからの珍獣・・・もといパルミエン(パルミエ王国の住民なので)の
皆さんによるミラクルライトの説明タイムという名の漫才は笑えましたw
ナッツが不用意に振り回したミラクルライトがリアルケモノ調のココの右ほほ
をかすめて出血!!→その直後さりげなく出血部分にモザイクがかかるあ
たりが特に(笑)。
●男かな?女かな?のシャドウさん。あのブンビーさんっぽいピエロさんは
どこへ行っちゃったんでしょうか。主役特権か、ミギリン・ヒダリンが持ってき
た鏡像は夢原のぞみさん(14)のものだけ。個人的には当初、今回のココ
ナッツのようにミラーハウスでリアルタイムにニセモノが襲いかかってくる
ものと思ってましたが・・・これではまるでDNA等個人情報を元にクローンを
作るのとあんまり変わらないのでは?
●38話の余韻そのままに最近できた西洋テーマパーク『プリンセスランド』
に行くことになった暇人達。いつも似たようなところで生活しとるのに・・・。
●1作目2作目と違いTVそのままのOPフィルムは使わず、テーマパークに
行くまでを流すカタチで。まさかダークドリームがお姫様というよりはゴスロリ
な格好で巡回されるとは。
●かれん達に続いて小々田&ナッツも背後から驚かそうとするが、逆に
驚かされ返されてしまうのぞみ。
小々田『なんか感じるんだ のぞみのこと』
のぞみ『(ちょっとすねた感じで)・・・変なの!』
別にのぞみはコワイナーじゃないけどな。
のっけからオノロケ全開ののぞみ×ココ。(変形ミラーの前に立たれて)横長のナッツさんは見たくない、というこまちさんも可愛らしいです。
(ちなみに鏡面世界のゴスロリダークの足元にくっついてたゴミくずが気に
なってましたが・・・良く見たら彼女の後に従っているミギリン・ヒダリンの
アタマでした(ひでぇ)w)
結構こまち(ミント)さん、今回の映画、のぞみに次いでドラマ的に活躍して
ます。日常面で接点は強くない二人ですが、同じ穴のムジナ、禁断の恋に
走ってる者同士ゆえ?
のぞみ『さっきの・・・ホント? わたしのこと感じるって』
イキナリスゴイセリフ来た。
どんな姿になってもどこに居ても見つけ出してみせると、お互い。そりゃあ
ココ、本来の姿ああだし(違。
そして早速伏線回収。シャドウに脅されて本物のココナッツと入れ替わった
ミギヒダリだが・・・
のぞみ『ココはね、いつもちゃんとまっすぐわたしをみてくれるの!』
スゴイノロケダナー。まあ話掛けられたら振り向かないとねw
このまま全編ノロケでいくと思いきや、人間体のココナッツともどもここで
おしまい。
●んでもって、ミギリンヒダリンコワイナーとのバトル。ああここでナッツ(偽
だが)が仮面被るのね。あれ?なんでみんな前の技しか使わないの?
●正直、ざ・たっちは知らんが、なかなかウマイナーと。単なる顔見せに
終わらずちゃんとドラマに参加してました。彼らの姉貴分になるミルクが
良さ気♪ ある意味ミルク以上に無言で机バーンな、のぞみの方が怖かっ
たかと。もはやココしか脳内にありません。
●そして良い子のみなさんがマネしそうですが、深夜2時、ミラクルライトを
使って鏡の国へ。ホントに鏡の世界があることにこまちさん大感激w
●それにしても人間界以外はなんで動物さんばかりなんだろう。住民。
●いよいよメインイベントのプリキュアVSダークプリキュアの1対1ずつ、
それぞれ違う場所でのバトルが開始!! まるで海王編の星矢か悪魔超人
編のキン肉マンのようですw 世代的にワクワクが止まりません。
それにしてもなんでりんちゃんだけあんな異次元空間っぽいところで・・・。
他のみんなは遊園地っぽいとこなのに。
ダークドリーム『どうして どうして笑っていたの? 教えて
仲間といるときあなたはいつも笑ってた どうしてなの?』
ドリーム『どうしてって あなたそんなことも判らないの?』
ダークドリーム『キュアドリーム、あなたって目障りだわ!』
予告と違い不敵な笑みは無く、最初から敵対モードのダークドリーム。
●錬成陣?による空間強制移動でまるでイマジン状態のミルクを手中に
収め、難なくコレットゲットのシャドウ。ここまではギリンマくんもやってきたことですが・・・さすが映画ボスキャラ、なんと鏡面世界を利用して、残り全て
のピンキーを一気にゲットにかかります!スゴイ発想だ!!さすがに予想
つきませんでした。ひょっとしたらコワイナー仮面もそうやってゲットしたのかも!?
TVの展開とかどうなるんだろうとマジでハラハラ。
●最初は劣勢だったプリキュア5達だったが
ドリーム『それじゃあ頑張って自分を乗り越えなくっちゃね』
『わたしはずっと同じわたしじゃないの!昨日のわたしより!
1時間前!1分前!1秒前!そんなわたしより、もっといい
自分になりたい!』
と、自分超え宣言を皮切りに徐々に形勢逆転へと。
そしてガン○ムみたいに会話は筒抜けになってるらしく・・・
ルージュ『・・・ホント また無茶な事言ってさ でもわたしも
同感だわ!』
『親友が頑張ってるのにあたしが頑張らないわけにはいかないでしょ!』
レモネード『わたし そろそろ失礼します★』
(12月22日追記)いやいや5回目観に行ったのですが(笑)やはりここの
形勢逆転の勇ましいBGMと次のレクイエムとしか言いようのないBGMは
もちろん内容とリンクしまくっててスゴイ泣けます!サントラ買うぞ!!
ダークドリーム『どうして どこからそんな力が!?』
と、恥ずかしいくらいの定番セリフを吐くダークに対して
ドリーム『大好きだから・・・大好きなみんなのためなら
わたしは絶対負けないんだから!』
と、ポーズを決め決めするドリームw それに対して・・・
ダークドリーム『あたしには大好きな人なんかいない!!』
伏線です(涙)。
そして改心モード始まった。BGMも突然シリアスに。
〜ここぞとばかりに温存?してた新技を繰り出すプリキュア5、そして次々と
撃破され、屍の代わりにかつてのダーク5のごとく菱形の水晶を遺していく
ダークプリキュア5。悲壮感ただようBGMの中、決して爽快感は無く、
すでにどっちを応援したらいいのか判らない状態・・・。この寂寥感・無常観
は今作最大の見所です。〜
ルージュ『そんなの関係ない!だって友達がわたしを
待っているんだから!』
レモネード『歌はみんなを楽しませるためのもの!そんな
風に使うんじゃないわ!!』
のぞみ信者であるりん&うららは『ドリームが待っている』がメインなのか、特に相手に思い入れなく撃破。それでもバンクじゃない発射シーンの
バーニングや小兵らしくガチで徒手空拳でバトルするレモネード→通背拳!
でダークを吹き飛ばす、などはやはりスゴイ!!
●そんな彼女達と比べるとダークミントをミントシールドで吹き飛ばした直後、反動で回転しながらも受け止め・・・
ミント『ごめんなさい 私は貴女のことだって守りたかった
・・・』
その言葉に胸を打たれ涙しながら消滅するダークミント・・・は名シーン
です。
一方自分一人で倒せると息巻くダークアクアに対して
アクア『私は何でも一人で出来ると思い込んでいた 本当に愚かだった・・・でもみんなに・・・のぞみと出会って私は
変わることができた・・・だから私は自分を
貴女を超えて
いく!』
いやもう貴女中学三年生じゃないでしょ!!
そして再度登場アクアソード(仮名)!! そもそもTVでのハデーニャ戦を
観ている人間にとってはダークアクアが剣を使い始めた時点で『来るぞ
来るぞ・・・』と思ってきたわけでまさに『おお!また出た!!』と軽く興奮
してしまう演出ですw 今回もスゴイカッコイイです♪
そしてそれも含めてこの1年近くアニメを観続けた者だけが楽しめる『キャラ
の成長物語』がここにあります。
『のぞみと出会う前の自分超え』を果たしたアクアだが、やはり表情は
曇る。
●ダークドリーム『あたしはシャドウ様におまえを倒すよう
に言われたんだ!あたしはそれだけしか知らない・・・楽しく
て笑っちゃうとか一人が寂しいとか大好きな人が大切だとか
・・・そんなのまだ習ってないよ!!!』
と、弱点をチクチクとつかれて(おい)もはや涙を流しながらもそれでもドリームに向かい続けるダーク。最後の一撃もBGMも効果音も一切
無い無音演出の中、軽くはじき飛ばされてしまう・・・!!
泣きながらその場でへたり込むダークドリーム。
この辺あの富田さんが尽力されているのか、作画動画とも凄まじいです
が、あのロリ絵はどうしてもMH終了後メインで参加されてました
『出ました!パワパフガールズZ』を連想してしまいます(笑)。
ドリーム『大丈夫だよ! だってあなたにもちゃんと心が
あるんだから♪』
和解はするが・・・この辺りから多くの人は『ああ、彼女ドリームかばって
死ぬな・・・って死ぬなぁ!!』と思い始めるわけですが・・・。
●そして再び揃う5人だが、ドリームだけは相手連れで・・・さすがに気まずいダークでしたが
ドリーム『わたしの友達だよ♪』
にはきょとんさせられ、しばらくぼぉっと突っ立ってた後、みんなの後を追う。
りんちゃん&うららにライバル登場だ!!(こら)
●ミルクを攻撃から守る形で駆けつけた5人+ダーク。しかし時すでに遅く
世界支配の願いを高らかに望んだシャドウ!
どっかのアニメだったら先に願いを言ってしまうこともできたのでしょうけど。
しかし、冒頭でうららが1匹ゲットしていたのをコレットに移してなかったので
願いは無効に!! これまたスゴイ展開だ!! ネタ晴らしの前に気付い
ていた人はどのくらいいたのだろうか!?
というかあの神龍っぽい、いかにもな演出はなんだったの
でしょうか!?
あと、どのみち先にナイトメアを倒さない事には王国復興の願いは無意味
とは言え(どうせコレットに頼んでナイトメア壊滅、は無理でしょうし)、
全部揃っちゃったんですが・・・こんな形で・・・いいの?
いやまだ、他にも鏡面体から離れてたとこにいてたピンキーが集まって
なかったかも!?
●当然フリーザさまの如く怒り、攻撃に出るシャドウ! モロダークドリーム
のむき出しの腹にパンチがめり込み(カワイソ)ます。ドリームを錬成陣に磔状態にし、トドメさそうとする瞬間、彼女をかばったダークドリームの胸のク
リスタルに亀裂が走ります。何故!?と問い質(ただ)すドリームに対して
ダークドリーム『なぜかしらね・・・大好き・・・だからかな』
『・・・あたしたち違った形で出会ってたら良かったかな
だめかな あたしニセモノだし・・・』
ドリーム『本物とかニセモノとか関係ない! あなたは
あなたで、わたしの友達だもん!』
ダークドリーム『あたし どうしたら笑うことができるか判らな
かったけど』
王道的に満面の笑顔のままダークドリーム消滅。
●おそらく初めて友達と死別する経験をしたドリーム! 怒りのクリスタルシュートでシャドウをぶっとばす!!
●しかしもちろんラスボスには真の姿がつきものでして、巨大化しちゃいま
す。すでに多くの人はあたかも戦隊モノを観てるかのごとくアレの登場を
条件反射的に頭に描いております。
●そしてアレ炸裂。スーパープリキュアの意味って・・・たぶん推進力とか
パワーとかアップされてるんでしょうけど。それにしてもシャドウの中の人・
朴 王路美さん・・・自らが月光蝶でやられるとは何たる皮肉な運命!!
●戦いは終わり、元の大きさに戻ったクリスタルを安置する5人。とりあえず
スーパープリキュアが役に立ってます(苦笑)。しかしダークドリームを
形成していたクリスタルは亀裂が入ったまま・・・でもそれはそれでいいの
かも知れません。なによりも彼女が存在した、というかけがえのない証なの
だから・・・。
●復活した鏡の国を宮殿から眺めるみんな。しかしのぞみとココの姿は
無く、まさかまたアイツラ・・・と思ってたらさすがに喪に服したのか、
ココもケモノ状態で特にイチャツクことは無かったです(おい)。
ダークドリームだった、ひび割れたクリスタルの前にて
のぞみ『あの子と友達になれたのに・・・』
ココ『あの子は笑ってたココ・・・のぞみに会えて良かったと思ってるココ』
●ED。りんちゃんさん。ワキの作画気合入りすぎ!!
今までプリキュアにおいては当然数多くのワキが描かれておりましたが、
まさにクィーンオブワキ! 今まで何とも思わなかったのに、セクシーな
背中ともどもりんちゃんさんには陥落させられました・・・。
●そして劇場版第5弾の発表! さすがに映画だけプリキュア、ってこと
は無いと思うので、単純にシリーズ続投おめ、でしょう。
2007.11.11 まるっさ
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