Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪ 感想(バレまくり)
*話の流れ等は正直うろ覚えなところもあるのでご了承ください(汗)
★2008年11月9日追加w()内のセリフは自信ないので説明用に
★2008年11月16日追加&修正! いろいろ間違ってたなぁ(汗)。
★2008年11月30日追加&修正! なんかまだ観たい気分だなー。
 例によって自信のないセリフは()付きで。

ぶっちゃけ・・・
前回は悲劇の少女、今回は悲劇のおっさんのドラマといったところでしょうか(笑)。もちろんブンビーさんではなくムシバーンで。
二人とも笑顔で消滅されて逝かれたわけで・・・。


と、書くとなんか不満げな感じですが・・・確かに泣ける、という点では前作
でしたが、エンターテイメントとしては
『前作との対比(例のミラクルライト解説の寸劇・ミラクルライト使用時など)』が実に活きていてこっちの方が完成度は高かったかと思います。特にあえて昨年と同じBGMを用いてるところが
前作も観てる人に『来るぞ来るぞ来るぞ・・・』とか『これに対してムシバー
ンはどうでるか?』といったわくわく感を与えてくれるわけでして。

そしてエンターテイメントと言えば、MH以来の劇場版主題歌『BirthDay Party』も非常に良い味出してましたし・・・そもそも劇場版主題歌の良い点と言えばそれとともに映画の良き思い出も保存されるところなんで。つくづく昨年には無かったのが悔やまれます・・・。

あと今回はキャラのアップ絵で、前回以上に青山充さん作画が目立ってた
かと。なんのかんので
子供と小動物の表情の機微を描かせたら右に出る
ものナシ、
なお方。 良く言われる『青山一人劇場』も含め、もっともっと
評価されるべきアニメータさんかと思います。特にビックリマンファンとして
は(笑)。

その他。
●ちょ〜短編開始! ん〜 無駄にふたりぼっちのS★S組が無意味に
でしゃばってくれてたし、肝心のなぎさ達がほとんどバンクぐらいしか印象
に残ってなかったのが残念。フツー逆だろうに。どうも折角の5周年がこの
髪の色とかいろいろがいかにも『なぎほののパチモン』によって阻害される
のが悲しい限りです。
来年春の『短編じゃないよ』オールスターズに期待、と。
*さすがにいきなり新プリキュアが主役になるとは思えませんので、実質3作目の
劇場版プリキュア5・・・すなわち『さらば!プリキュア5』になるのだろうか・・・。

●ステージの立ち位置的にはまるでひかりがリーダーのようですw

あ、ガマオくん。
●本編以上に評価の高い?取説寸劇。もうめちゃくちゃやってますw
 『ふたりはココナッツ』・・・変身というより戻ってるというか・・・。
今回の『犠牲者』はナッツとシロップでした。


●そして本編開始。いきなりののぞみの寝顔にドキッ★
観ているこちらの口元がむずがゆくなってきますw
いや今回初っ端から『のぞココ』で飛ばしまくってますw・・・今作品では事あるごとに近づく唇と唇wwww 

●相変わらずくるみにアゴで使われてるシロップww 関係ないですが
劇場版のくるみの服、スゴイ好き★

●そういやのぞみの誕生日だった!!(おい)
●スクリーン一杯の寝顔のアップの次は、スクリーン一杯のおHIPの
アップだぜ!のぞみん!!(サービス、サービス)

●あやしげなオーブンから登場の映画キャラ・チョコラ(ショコラじゃないんだね)。相変わらず反応が早い、早いよくるみさん・・・おまけに今回(涙)。
●そしてさらに登場、ブンビーさんw 今回あまり劇場版新曲BGMが目立っ
てなかったり、彼と言うTV版の敵幹部が登場したりと、良くも悪くも?映画
というよりはTVの延長を観ている感じが強かったですw
●みんな容赦ないなぁ・・・みんなで作ったのぞみの誕生日ケーキなのに。
竹とんぼのようにくるくる落ちるルージュ&レモネードw
●思えば、チラシとかに書かれていた『ブンビーに追いかけられるチョコラ』
というのはホントに(ブンビーさんの負け惜しみでなく)プリキュアをおびき
よせるための芝居だったわけでして。なんのかんのでそれなりに優秀な男
です、ブンビーさん。案の定、出番ここまででしたが。

●そして来ちゃいましたお菓子の国へ・・・なんかネバネバしてそうなんですが・・・第一ビターさんじゃないですが味が好みじゃなかったら最悪な国だなぁ・・・。
●食べても太らないということで、大仰な落ち込みから一転、また食いに走る、のぞ・りん・うらに対してツッコミを入れるくるみにツッコミを入れるシロップ。
くるみ『このお菓子めちゃくちゃ美味しいのよ(汗)』
もうこの二人微笑ましいなぁ・・・これでTVラスト・シロうらだったら・・・
まあ別にいいですけど(ツン発動)。
●運動オンチで一人だけドーナツがとれなかったのぞみに対して同時に
半分をあげる、りんちゃんさん&うらら・・・他意はないよね!?タイヤキは
あったけど。
●一方年長組は年長組でお互い『あ〜ん』と食べさせ合いっこしてますw
・・・他意はないよね!!!
●そしてチョコラの案内で城につく不思議生物ご一行(おい)。
おどおどしたチョコラに対して、
小々田『チョコラのいいところは、人の目を観てはきはきしゃべ
るとこ』
小々田『今日は目をそらしてばかりだね』


*どういう意図かは判りませんが、昨年の偽小々田に対するのぞみの
のぞみ『ココはね、いつもちゃんとまっすぐわたしをみてくれるの!』
を思わせてくれます。その他チョコラに手をさし伸ばすドリームとか(前作のダークドリームに
対して、のと似てる?)とか後述のお母さんに叫びかけるチョコラのセリフや冒頭で触れた
ムシバーンの消滅といい・・・前作でみかけた描写が点在している今作です。

●んでもってあえなく捕まる不思議生物達・・・ココと違い、ナッツの人間態
は本編ではここでオシマイです(涙)。
●そして前作は5VS5でしたが、今回はかれりんコンビVSドライ、こまうらコンビVSビター、そしてドリームVS仮面の男(笑)とちょっと変則。
●泣きながら城から出てきたチョコラ。
ドリーム『どうしたの?』
チョコラ『ほっといてくださいな!』
ドリーム『泣いてる子をほっとけないよ』
ドリーム『泣いてるのが友達ならなおさらほっとけないよ』
うららの時もそうでしたが、相手が年下であっても対等の関係を望むのぞみ
であります。その是非はともかく。
●予告と違い、チョコにされかけるのはドリームだけ。しかもフツーに動かせるし。

●チョコラの目の前にも関わらず一人残された寂しさで涙を浮かべるドリームw
ドリーム『私も怖いよ』
チョコラ『怖い?プリキュアなのに?』
ドリーム『いつもは力を合わせて助け合う仲間がいてくれる
・・・でも今は離れ離れ・・・』

顔を(三角座りなので)ひざにうずめ涙するドリーム(涙)。

アイテム扱いされたのか、一人捕まらなかったメルポ。しかし不思議生物
達の予想に反してフォーク一撃で助けちゃいましたw
今回
メルポにも劣るナッツ・・・・悲しい。
●再び城に向かうドリーム達!自由に空を飛ぶ仮面の男(笑)との空中戦は醍醐味の一つです。なぜか攻撃のたびにいちいち
かっこいいポーズ
とる仮面の男(笑)。
●仮面の男(笑)と対峙し、あえて怖さで震えている自分の手をチョコラに握
らせるドリーム。
ドリーム『チョコラ 私の手を握って・・・ふるえているでしょ? でも 私、みんなのためなら頑張れるから! チョコラも
お母さんのためなら頑張れるよね!』

『チョコラのお母さんのところで待ち合わせだからね!』
少なくともドリームの物語としては今回些細な描写一つとっても凄く気合
入っています。

●奮闘むなしくアイスキャンディにされる、かれりん、そしてクッキーにされる
こまうら・・・なんですが、ここの、
ミントが最後までレモネードをかばった姿で
二人ともクッキーにされる図にもう、泣けてしまいました。
あえて不謹慎な
例えをすれば、まるで火の海に囲まれる中、必死に母親が我が子をかばう
も結局は共に焼死してしまったような感じで・・・ひょっとしたら劇中一番の泣き所かも。ちょっと今回は反撃の際のセリフが説教臭かったしw
ドリーム『私 嬉しかった・・・みんなが私の誕生日をお祝い
してくれる・・・嬉しかったの 乾杯したり おしゃべりしたり
楽しいこといっぱいのパーティーにしようよ・・・
どんなプレゼントより みんなの笑顔が欲しい・・・
みんなといっしょにいたいの・・・
りんちゃん・・・うらら・・・かれんさん・・・こまちさん・・・
だから、みんなでケーキ、食べようよ(涙)』

そんなドリームの心の叫びを耳にして、あっさり復活の四人w
やはりギュッて握り合う手袋の軋(きし)む音
があってこそのプリキュアです。

ミントと手をつないだレモネードの顔の作画がなんか可愛いw 頬赤いし★

インテリに悪ガキと、いかにも狙いましたよwな感じの池面二人を撃破。
とくにビターを
だばだばなマサルさん状態にした無数のチェーンの嵐は
むげぇ・・・と。
・・・あ、消滅しないや。

●こともあろうにドリームのクチビルを奪おうとする(近いし!)仮面の男
(笑)・・・やっぱり正体に気付いていないとは言え(笑)悪ココに奪われるの
はイヤらしく当然拒絶しますw

●そして遂に正体を明かすココ。ダークフルーレを生成!すっかりフルーレ
製造工場扱いです、ココ。・・・初めて武器として使われるフルーレ!
●ようやく城にたどりついたチョコラ!そこでくるみとご対面!
くるみ『あーーーーー!! チョコラ姫!どういう
ことなの!!

当然ご立腹モードにスイッチオンなくるみさん。しかし謝るチョコラ姫に対して
くるみ『ゴメンなさいは後で聞くわ! 早くワルイヒトの
ところへ連れて行きなさい!』


うむ。
これがホントのツンデレキャラのあるべき姿かと。
決して単なるワガママ言いで、周りの空気を損なうだけの(不思議生物Ver.
ミルクのような)キャラは管理人の愛するツンデレキャラとは違うッ!!!

ここから流れる切なげな完全新規BGMがのぞみとココのドラマのクライ
マックスを盛り上げていく点でもお気に入りですw

●彼女自身の想いとは裏腹にあたかも踊っているかのように優雅にすら
見える回避状態のドリーム。
しかし
『愛の力』には滅法もろい洗脳エメラルド(勝手に命名)。どんどん
ひび割れていき・・・ドリームにトドメをさそうとするところで、お約束的に
洗脳との葛藤(かっとう)で苦しみ出すココ。

そして・・・

ドリーム『ココ 私を思い出して・・・』

ここで遂に5年目にしてッッ!!
さくっと偉業達成★
ドリームがプリキュアを(『バギ』の克巳じゃないですが)50年は進歩させて
しまいましたw 昨年お預けをくらってしまったファンもビックリだッ!!
その直後お約束的に自分の唇に指を当てるドリームも可愛らしいですw
●んで冒頭のねむり姫とは逆にお姫様のキスで目覚めちゃいました王子様!!
ムシバーン『勇気などくだらん!希望などくだらん!
ましてや愛など!!』

あたかもサウザーかラオウの如く、『愛』を全力否定するムシバーン!
かれこまの中の人涙目(違

愛と愛でダブル愛(byWebラジオ)・・・はともかく、この後の支配下に置いた
はずの女王に対する敬意ある態度。これが以降のセリフの行間を考えさせ
てくれるわけでして・・・。

●そんなことは露知らず(涙)、一人マイペースでチョコラのためにムシバーンに立ち向かうくるみw
くるみ『きまってるでしょ(ふふんって感じで)
私があなたを倒すのよ!!
ホントこのゴーイングマイウェイでアスカかハルヒを連想させるくらいの威風
堂々っぷりの元気娘っぷりが(長ッ!)たまらないですw

●そして空中で激しくラッシュし合う二人!! その余りのDBっぷりに笑いが
止まりません!! 二人ともバトルマニアです!! 少女アニメということを
すっかり忘れてます!!

チョコラ『わたし お母様に教えていただきたいことが
たくさんあるんですの・・・美味しいお菓子の作り方、優しい笑顔、大好きな人のこと・・・まだまだ全然足りませんわ!!』

ちなみに前作でのダークドリームの(萌え)セリフは
ダークドリーム『あたしはシャドウ様におまえを倒すよう
に言われたんだ!あたしはそれだけしか知らない・・・楽しく
て笑っちゃうとか一人が寂しいとか大好きな人が大切だとか
・・・そんなのまだ習ってないよ!!!』

ホント、似てるのですが・・・どうなんでしょ?
チョコラ『お母様・・・目を覚まして下さいまし・・・
  お母様・・・大好きですわ!!

はい、復活復活w

ベタベタ(『プリキュア』の主成分)・・・否!ベタベタだからこそ、じ〜んとくる
ものがあります。

ミルキィ『このミルキィローズの力、見せてあげるわ!!』
ナッツぬきでミラー召還!! せっかく見つけた役目だったのに・・・(涙)。
それにしても今回一応は(本気前とは言え)ラスボスをメタルブリザードで吹っ飛ばしたりそしてその直後エネルギー切れでミルクに戻って戦闘終了と・・・上手い具合にかませ犬にならずに済んで良かったのではないでしょうか、ミルキィローズw 強さ復活です★

●しかし絶対まだチョコラちゃんが知らなくてもいいことをヤッ
ちゃってるに違いないムシバーンと女王。
お菓子はお子様向けの詭弁(きべん)だ!!(たぶん)

●全て要らぬわ!!と、物凄い気を発するムシバーン!おまけにお城を破壊
してなんかヒワイな(おい)巨大柱が出現!! ここら辺プリキュアとは思えぬくらい3D気合入ってます!! しかしここまでの気・・・少なくとも『5』
シリーズでは文句なしの最強の敵です!!(さすがに地球サイズのジャアク
さんや地球壊しちゃうゴーちゃんには敵わんでしょうが・・・)
一瞬憂いを帯びた表情をみせる(この辺がね、やっぱり・・・)も、プリキュア
達を最終決戦の地へと送る女王。

●5人同時にムシバーンに挑むも、まるで歯が立たず!!
もともとスコルプさん最期回からしてローズとプリキュアにはこれくらいの
実力差はあって然りなのですが、さらにムシバーン自身ローズと戦った時と
違いフルパワー状態なので、仕方ないのかも知れませんが・・・(涙)。

これで希望は無くなった!なムシバーンに対し・・・
チョコラ『希望は・・・希望はなくなりませんわ!!
絶対、絶対にですわ!! 愛と勇気も同じことですわ』
昨年と同じBGMが流れる中、ミラクルライト2点灯開始!! それにしても
暗い劇場の中広がる、結構な数の赤いバラの光・・・
このスクリーン内外の
一体化
はそれだけで感動します!! 
もちろんストーリーを楽しむだけならDVDでも良いですが・・・やっぱり劇場で
楽しまないと勿体無いですよ★
ムシバーン『・・・なぜ笑う』
ドリーム『嬉しいの みんなが応援してくれるのが・・・
みんなが応援してくれる限り、私は負けない!!』

●そして登場!!シャイニングドリーム!!
ドリーム『想いを咲かせる奇跡の光!
シャイニングドリーム!!』
『輝き』同士、スーパーシャイニールミナスを思わせます★

劇場版フルーレ登場!!
ドリーム『スターライトフルーレ! みんなの願いを受けて
輝くの!!』


さすがにシャイニングは
もうあるんで・・・ムーンは・・・いくら実際太陽の
光を受けて輝いてるとは言え・・・アレだし。
別にサンライトでも(白昼のバトルなんで)・・・と思いましたが、その辺は
一人一人の想いは(星の輝きのように)小さいけれど・・・といった含みもあるのかも。
ドリーム『私、美味しいお菓子の食べ方が判ったの』
美味しいお菓子は一人で食べても美味しいけど、みんなで食べるともっと
美味しくなると、そして・・・
ドリーム『私は楽しい事、嬉しい事、悲しい事、全部
分け合いたい』

ホントにセリフも見た目も全てが神々しいシャイニングドリーム!!
久しぶりにドリームのセリフに酔いしれました!!
まさにシリーズ最強のヒロインです!!
ドリーム『みんながいるからお菓子が美味しくなる!』
『みんなが応援してくれるから力がわいてくる!』

しかし今回は前回のシャドウと違ってラスボスが悪ではないからこそこういう
思いやりに満ちたセリフが出るのだと思います。毅然とした態度で相手を
バシっと全否定する強いドリームも良いですが、こういう相手を包み込む
セリフの方が女神っぽくていいのかも知れませんね!

ここまでは笑顔に満ちていたシャイニングドリームでしたが・・・

●前作のアクア同士の剣劇の再現の果て・・・
ドリーム『プリキュア!』
『スターライト・・・』
『ソリューション!!!!』
ビットと化した5色のバラと無数の光弾と化したシャイニングドリームが
ムシバーンを襲う!!やりすぎだぁあああ(笑)!!

●そして何故か戦いの末
『お菓子の美味しい食べ方』を悟るムシバーン・・・
ムシバーン『・・・お菓子もそうなのか!?・・・みんなで分け合えば、本当に美味しくなるのか!?』
泣き顔のまま無言で肯定するドリーム。
ムシバーン『・・・そうか』
笑顔のまま消滅していくムシバーン。涙するドリーム。
初めてラスボスを改心させたのが『5』なら、初めて劇場版ラスボスを改心
させたのは『5GOGO』といったところです。その点前作より爽快感のある
終わり方になっております。

●あーなんか(夜勤帰りなのでホントに)寝食を忘れて2時間レビュー書いてたら、また観たくなっちゃいましたw

                        2008.11.08 まるっさ

 
 

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