★オレンジリーグ編★

総評
諸事情により(苦笑)、タケシという最強無比のキャラクターが抜けたため、主役サイドのみならず受け手である各話ごとの
ゲストのパワーさえもそれに比例して激減したような気が
する。そのキャラクターデザインもホント南国であるにも(といっても実際は日本で言えば小笠原あたりみたいですが。
ハワイとかじゃなくて。)かかわらず没個性的(良く言えば落ち
着いた感じ)であったしで。
話自体もいきなりピンクのポケモンだの、クリスタルのイワークだのあまりにも突拍子もないその場限りな設定がどうもなじ
めなかったというか理解に苦しむというか、な感じで。

おまけに新規参入のケンジもタケシに比してしまうとどうしてもわがままなところが目立ち、周りの空気がまるで読めていな
い傍若無人ぶりに加え、今で言うソーナンス同様、通常会
話のなかに強引に不自然な決めゼリフを入れるものだから、
当時の僕にとってはどうしても歓迎できるキャラクターでは
なかったなと。(すまん!・・・今であれば彼の個性として容認できるんだけどね。)

ただ、タケシが復活し、そしてネットを通じてサトシとカスミとの関係に注目するようになった(笑)今となっては、
タケシがいなかったがゆえに今では考えられないくらいサトシとカスミが積極的にコミュニケーションをとりあっている、美味しい
シリーズであり(笑)、また下手な劇場版顔負けの、
このアニメ屈指のクオリティ(作画、動画、テンポ、内容全て!)である「きえたポケモンたちのなぞ」や今思い出した
だけでも泣ける「おニャースさまのしま!?」があるなど
(・・・まああくまで個人的嗜好ですが(笑))なかなかあなどれないシリーズであるし、結果的にケンジというキャラクターも
含めその特異性からファン層を広げることになったのかなぁとも
勝手に思ったりもするのである。

                                       2000.8.3  まるっさ

(各話ごとの簡単な解説やプレビューは随時更新していく予定です!)