映画ハートキャッチプリキュアレビュー・その4
*ホントはもっと話に沿って書きたかったのですが・・・長くなることもあって、
印象に残ったシーンだけを挙げていきますw

<<黄昏のモン・サン・ミッシェル>>
正直ここは泣けた!震えが止まらなかった!正直今書いてて
もうるっとくる!! 本作品随一の感動場面です!

今にも日が落ちようとするモン・サン・ミッシェルにてたたずむ男爵・・・
男爵『この景色が見られなくなるのは惜しいね・・・』

オリヴィエ『だったらやめなよ!』

『不満そうだな』
『もう一度言う・・・世界を破壊するなんてやめてよ』

このあたりからテーマ曲のアレンジの一つ『父と子』が流れ始めます・・・

『僕はアンタのように世界を語ったりできないし、アンタの
憎しみも判らない・・・』
『だけど・・・独りぼっちの寂しさは知ってるよ・・・』
『この数年間、さんざんな目にあったけど、悪いことばかりじゃ
なかった・・・』


そしてここでゆりさんとの会話ではオリヴィエ独りだけだったシーンに次々と
男爵が追加されていきます。まるでゆりさんに対しては閉ざしていた本心を
男爵に対しては開いていくかのように・・・

『世界は僕らを受け入れないかも知れない。
でも少なくとも僕の世界には男爵がいたよ!』
『あの約束の日からずっと!!』


『世界を破壊するなんてやめよう!ここには大切な人たちが
いるんだ!』


それまで穏やかな表情でオリヴィエの話を聞いていた男爵。再び踵を返して
夕日の方に視線を向ける・・・

『男爵!』

『たった数年でおまえは随分大きくなったん
だなぁ・・・驚いたよ・・・』

デザトリアンからではなく、直接自分の口からでのオリヴィエの本心を知り
思い切り満足な男爵・・・もうホント参りましたww とにかくこのシーンで僕が
泣けたのは『お互いを愛するもの同士がなぜ戦わなければならないのか』
ではなく、それ以上にホントに『この二人はお互いのことを想っているんだな』
ということ自体が胸につきささったからかも知れません・・・。

『僕はもう逃げない! 力づくでもとめて見せるよ!』
『父さん!!』

『面白い!その牙、私に立てて見せろぉおお!』

あたかも日が落ちたのを合図にしたかのごとく戦闘開始、そしてBGMも
穏やかだったのが一転、激しさを増していきます・・・

『へやぁ!!』

『人は!人との出会いの中で変わっていけると!』
『僕たちも同じじゃないのか!?』
ガンダムしてますww

『あいにく私は・・・砂漠の使徒でねぇ!』

『この、わからず屋ぁ!!』

『うおおおおおおおおおおお!!』
カランカランとはぎ落とされる男爵のマスク・・・

『憎しみも人の感情だろ? 同じじゃないか! 砂漠の使徒も
人間も!』

『そうじゃない・・・』

『あ・・・』

『もう遅いんだ・・・残念だけど・・・』

この言葉の意味はもちろん終盤ニュアンス的に判ります。男爵も決して
オリヴィエの言葉を否定してきたわけではなく・・・ただそれを受け入れるには
・・・遅かった。それだけだったのです。
(5へ続きます)       

                 ★・4★

                        

 
   

 

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