映画プリキュアオールスターズDX2感想(バレまくり)その1
*話の流れ等は正直うろ覚えなところもあるのでご了承ください(汗)

DXの時は正直単に全員集合のお祭り映画、フレッシュがメインぽいけど
実際は要所要所でドリームが名リーダーぶりを発揮していて(特番のDXダイジェストを見れば判ることですが、ミラクルライトの時も仕切っていたのはドリーム、『みんな同じ空の下』と映画の重要ワードを述べたのもドリーム。)結局主軸がぼやけていたこともあり、とりたててレビューを書く気にはなりませんでした。

しかし今回はきちんとハートキャッチの二人が主人公していて、前作のフレッシュの面々のように先輩方に一方的に助けられるだけに終わらず、逆に『メップル&ミップルの保護』や『最後の希望の光』として他のプリキュア達の助けになっていたこともあり、予想外に感動するところもあったので、レビューを書かせていただくことにしましたw

そう、これは只のお祭り映画ではなく、
『ハートキャッチプリキュアが今までのプリキュア達を個別に
顧みながら前に進むための物語』

だったのです。

(以下10.05.04追記)
だから普通につぼみ&えりかが主役の映画として楽しめました。
確かにフレッシュ以外のプリキュアの出番&格闘シーンは少なく、特に序盤で
(ウソ予告と違い)つぼみ&えりかとコミュニケーションを取る時間がほとんど
なかったのは残念ではありましたが、それでも今回いわゆる『ここはオレに
任せてお前達は先に行け』形式(笑)だったので、少ない中でもつぼみ&えりかと特定のプリキュアチームとの関わりは(前作のように新プリキュアと過去のプリキュアという形でなく)より深く描けていたのでは?と。

ともかく総じて今作の評判が良かったのは、前作と違いきちんと新プリキュア
だけを主人公として、骨子ある物語を描けていた点が大きかったと思います。
『船頭多くして船陸に上がる』という言葉があるように、主人公は一人・・・花咲
つぼみ・キュアブロッサムだけでよいのです。(『うえぇぇええ〜 あたしは!?』という声がどっかから聞こえてきそうですが(笑))

ただ前作ほど制作期間に余裕が無かったのか後半からの作画の質の低さが
目立ったのは残念でした。CG人形を代役にふわふわ漂わされてもなぁ・・・。
あと今のところ番組本編には参加されていない青山氏デザインのつぼえりは
違和感バリバリで、それだけで感情移入しづらいところはありました。よくEDを
観るだけでも今回価値があるというという意見を目にしましたが、別段それほどでもなぁ・・・やっぱり3DCG人形はどっかぎこちないし・・・というのが僕の
所感です。飽くまで今回はブロッサム&マリンの頑張りが胸を打った!それが
全てです。なんかざっとファンサイトを観るとやたらフレッシュが先輩として
頑張ったとかせつなとの出会いも描いて欲しかったとか、S★Sが優遇されて
たとか逆にハートキャッチはフレッシュに比べて頼りないとか・・・自分達のこと
ば〜かりでちゃんと映画観ていたのか?というような意見も目にします。(特に
フレッ厨の勘違いぶりは痛々しい。作品の中盤で退場するメインキャラがどこ
にいるんだ、という話です。)最後まで二人で頑張りぬいたハートキャッチの勇姿は彼らには届かなかったようで、ある意味可哀想にもなってきます。

今作が興行収益10億・観客動員数100万を突破した今、来春のがDX3であ
るにせよないにせよ、当分プリキュアの映画が春秋2作品体制で行くのは
間違いないでしょう。
そう考えると『二期目は売上げ・視聴率・食いつきが下がるからフレッシュは
MHに次ぐ売り上げでも一期で終わった。フレッシュに二期がが無いのは5GOGOがこけたから』という完全に他人のせいにしまくりのフレッ厨共の世迷言はさておき捨て置いて、映画そしてテレビのクオリティを考えると毎年スタッフを一新させて戦隊・ライダー同様違うプリキュアを出していくのがベストなの
かも知れませんね。

*今回は複数のページにまたがっておりますww             

                 ★1・

                        2010.04.04 まるっさ

 
 

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