★第174話・『めざせメタモンマスター!イミテふたたび!!』レビューNEO★

(とりあえず、仮ということで、随時パワーアップしていきます。)

・・・この話に関しては、特に演出上の特徴はなく、良くも悪くも『絵コンテ:
浅田祐二氏・作画監督:岩根雅明氏』コンビのカラーが前面に出ただけの
作品になっていた気がします。ずばり前回より評価は低いです。

正直クオリティが高いのは歓迎するにしても、脚本にしても作画・動画にしても
過度に特徴があり過ぎて、スタッフが特定出来てしまうのはどうかな?と
思うのです。今回の場合もキャラクターとっかえただけで大体上のコンビが
スタッフの他の話と似たような雰囲気だったりするのです。

あと、カスミやムサシといった女性レギュラーは問題ないのですが、なぜかイミテ
などといったゲストの女性キャラの美女度、可愛らしさが下がってしまうのも
このスタッフの特徴かな?と感じています。なんだか顔がぺちゃんこになっていて
口も大きく髪も乱雑になってしまっているのです。

結局少なくとも僕は飽くまでも『ポケモンアニメ』が観たいのであって、『特定の
スタッフによるオリジナルアニメ』が観たいわけではなく、それなら他所でやって
くれ、と言いたいのです。せっかくのイミテやレギュラー陣の個性がそのスタッフ
自身の個性によって台無しにされたくはないので。

ただ、劇場版短編やその他OVAやポケモンメイン話などから判るように、
人間に関してはともかくポケモンを動かしたらこのコンビの右に出るものは
いないのでは?と思えるだけあってこの話も(演出や話よりは)脇でじゃれあう
トゲピー&メタちゃんなど、そういう点では観ていて楽しいものがありました。
あとは『耳ひっぱり』や『ボスに献上』など、正直クダラナイだけのマンネリパター
ンが皆無なのも、初期を思い出させ好感が持てます。

しかしこの話より半年前にレギュラーに加わったソーナンスの『なんでもかんでも
カウンター』問題に決着(というかフォロー)が入ったのがこの特定のゲストキャラ
メイン話というのもなんだかスゴイものを感じます。・・・最近アニメは観てませんが
やっぱり今でも有言実行(笑)でなんでも『カウンター』で返しては、視聴者から
つっこまれてるのでしょうか・・・。ナンス様はちゃんと自分で使い分けているのに
・・・。

あとイミテに関しては前回ほどの特徴ある演出は無くとも、普通の少女としての
悩みやこだわり、夢に向かっての頑張りなどが表現されてたのも良かったです。

先のレビューでも触れましたが、サトちゃんやムサシちゃんにはとことん強いイミテ
ちゃんですが、彼女は飽くまでも普通の女の子。カスミやハルカだったら『何です
って』と反論するところでも『がーーん』という効果音とともにひどく落ち込んで
しまうところやすぐ頭に手をあてて照れてみせたり、ジョーイさんにメタぴょんの
特性(笑)を芸として認められたときの満面の笑顔といい・・・ひょっとしたら今とは
違い、メタモンマスターを目指す以前は結構人見知りのする引っ込み思案な
女の子だったのかなぁ〜と、時折妄想してしまいます。(その方が萌えるから!)

例えば、(イミテ自体ゲームのモノマネむすめとポケモンハウスとを足して作られ
たと思われるキャラなので)昔はボロボロになるまでピッピのぬいぐるみを手放そ
うとしない甘えん坊で消極的な女の子だったのが、5,6歳くらいのときにとある
旅芸人の『カンペキな』(←ここ重要!*)メタモンのへんしん芸に魅了されてから
少しずつ変化が見られ、10歳の日に旅立つ。そしてお化け騒動のあった古びた
洋館にてその原因であるメタモンと出会い、そのまま洋館ごと預かるようになり、
現在に至る、と(笑。改めて文章にするとひどくシンプルな妄想です。)
*彼女の口癖であり、そのために本来なら却って芸として活かせるはずのメタちゃんや
メタぴょんのへんしんを活かすことが出来ず、ただただ胸を痛めているだけでしたので。)

とにかく未だサトシが勝利はおろか一度も優位に立ったことさえもないライバル
ということもあり、せめてあと一度だけ(サトちゃんに勝たせてあげるためにも
(おいおい))でも出て欲しいところです。

・・・『このままバイバイなんて気持ち悪い』から。
                                2005.8.15.まるっさ